新型インフル猛威・仙台 学芸会受難 10校が中止

 インフルエンザ感染拡大を防ぐため、仙台市などの学校が学芸会や文化祭の中止に追い込まれるケースが目立っている。市内では14日、少なくとも10の小学校が予定していた学芸会を開かなかった。各校は別の形で発表機会を設けるなど対応に追われている。

 青葉区の北六番丁小は14日、学芸会を中止した。6年の女子児童(12)は「小学校最後のチャンスだったのに悔しい」と残念がっている。

 6年生は10月中旬、本番に向けて合唱と合奏の練習を始めた。アコーディオン演奏の機会を逃した別の女子児童(11)は「インフルエンザがなくなったら、みんなで合奏したい」と話した。

 市教委によると、14日は小学校の学芸会のピークで、約60校が開催を予定していた。うち4校が中止、6校が延期と報告してきた。教育指導課は「混乱で報告が遅れている学校もあるようで、実際はもっと多いだろう」とみる。

 泉区の県光明支援学校高等部も14日の文化祭を中止した。販売する野菜、陶器、木工品など生徒の力作を教室に並べて準備してきたが、インフルエンザにかかった生徒が急増し、文化祭当日を含む11?16日の休校を決めた。

 佐藤美也子教諭は「販売は自立へのステップになる貴重な経験の場」と言う。学校は対応を話し合い、27日に「販売会」という形で開催することにした。

 10月の学芸会を中止した名取市愛島小は各学年の演劇や合唱をビデオ撮影。11月17日に保護者向けの上映会を開く。

 現在、学校で流行しているインフルエンザは新型とみられる。流行の長期化で学年や学級の閉鎖措置が多くなり、授業時間の不足も懸念されている。学芸会を延期した小学校の校長は「発表の場を確保したいが、授業時間の問題もあり、悩ましい」と話している。

【出典】河北新報(2009/11/15) http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091115t13028.htm

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