新型インフル ワクチン接種本格化 宮城県内

 妊婦と基礎疾患(持病)のある中学3年までの子ども、優先順位の高い持病のある患者を対象にした新型インフルエンザのワクチン接種が、宮城県内で本格的に始まった。今月中旬、医療機関に配布されたワクチンは一般用5万8300回分と、保存剤を含まない妊婦向けの4530回分。131病院と1153診療所で接種を受け付ける。

 東北公済病院(仙台市青葉区)は18日、妊婦への接種を開始。病院に通院する約50人が注射を受けた。青葉区の女性(32)は「最近まで日程がはっきりせず心配だった。ほっとした」と話した。

 病院はホームページに接種実施日を掲載。予約制で、24日までに300人を受け付ける。病院と診療所でお産と健診を連携させる「セミオープンシステム」に基づき、かかりつけの診療所でも接種に応じる。

 産婦人科の上原茂樹科長は「今回接種できなくても、12月上旬にはほぼ全員分のワクチンが確保できる見通し。安心してほしい」と強調する。

 今回はワクチンの配布量が十分でないため、医療機関によって接種や受け付けの態勢は異なる。

 17日に接種を開始した仙台赤十字病院(太白区)は産婦人科や小児科などの医師が対象者を調整し、予約は受け付けていない。重症の小児患者がいる県立こども病院(青葉区)も医師が症状を考慮しながら順番を決め、接種を進めている。

 市立病院(若林区)は19日から通院者を対象に予約制で接種を開始し、国立病院機構仙台医療センター(宮城野区)は24日から健診に訪れた妊婦に接種する予定だ。

 県保健福祉部によると、ワクチン確保に伴って12月上旬には持病がある患者や妊婦のほか、1歳?小学3年生も接種対象に広げる。妊婦向けワクチンは1万本が入荷される予定で、ほぼ必要量が用意できるという。

 厚生労働省の新しいスケジュールでは、1歳未満の乳児の保護者と小学校高学年への接種は12月下旬、中学生は1月初めに前倒しされる方針。

【出典】河北新報(11/19) http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1040/20091119_01.htm

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