登米診療所 医師ら月1回住民懇 無床化の不安に対応

 宮城県登米市立登米診療所(同市登米町)の医師や市幹部が旧登米町の住民と地域医療について話し合う「とよま地域医療懇談会」が毎月1回行われている。昨年4月に無床化して入院できなくなったことによる住民の不安を解消しようと、市が8月に始めた。

 懇談会は登米診療所の医師のほか、市登米総合支所や市医療局の幹部が月1回程度、旧登米町の16区域を順番に回って開いている。
 これまで4回開催され、登米診療所が8月に日曜日の外来診療を始めたことなどを説明し、住民から意見や質問を受け付けた。

 住民からは「無床化で入院できなくなり、不安だ」、「市の昨年度の病院事業が12億円以上の赤字になったことについて説明してほしい」といった声が出た。「日曜診療はありがたい」、「懇談会で医師と直接話せるのはいい」と市の取り組みを評価する意見もあった。

 前回は10月20日に新町・我津郷地区であり、住民の一人が「将来的には旧登米町から診療所もなくなりそうで心配だ」と語った。

 市登米総合支所の高橋保男支所長は「医療と住民の距離を縮めるため、期限を設けず、何度でも各区域を回りたい」と話す。

 市は市立病院再編計画に基づき、入院病床が98あった登米病院を、無床の登米診療所とした。休日、夜間の救急や入院に対応できなくなり、住民から不安の声が上がっていた。

 

【出典】河北新報(11/3) http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091103t11032.htm

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